− 四鍼会について −
先達たちの偉業によって、鍼灸の学術における証立て、弁証、弁病、穴性における一定の方法論や技術が東洋医学界に提示され、多くの理解と臨床実践が進みました。
しかしながら、その診断術や考察、刺鍼術において、開發されていないものや、未だ語り尽くせていないものも多く、その未知に対する考究と鍼灸医術の実践を尽くしたい、先達たちから受け取ったものを享受するばかりで、今、その先を追求する気概や行動が失われてはいまいか、という警鐘と内湧く思いから四鍼会を立ち上げました。
また、その立場として、我々は、徹底して四診術に着目しています。四診術を通して、四診術を徹底追求することによって、未完の東洋医学、鍼灸医術における新しい仮説、解を一つずつ提示し、臨床家として全うする事を旨とすること、刻み、ここに掲げます。
鍼師 林玄弌
【名称について】本来は、四診を徹するということで、「四診会」と考えていましたが、鍼灸師の関係法規で診の字を自由に使いにくいとのことで、「四鍼会」としました。
【学術活動組織として定義する】流派という定義を行いません。臨床の実践に伴う学術活動がこの活動の本質です。流派も問わず超党派で行います。
【門下生について】門下を広げるという目的を持たないため取りません。私ひとりでもいいかなとさえ思っています。臨床活動を行っている一鍼堂の鍼灸師とも分けて考えています。似た想いを共有出来る人と、一定水準の臨床経験を持ち、同じ水準で東洋医学を語り合える仲間と成り立ちたいと考えています。未完なる領域を考察、学術開發をおすることを目的としています。
【費用について】上にも書いたとおり、学術追求を目的としています。営利目的ではありませんので、費用を支払い入会するというシステムは取りません。散見される流派ビジネスも決して行う気がありません。
【活動日について】不定期。日常的に学術を更新しています。
四鍼会へのお問い合わせ大阪府大阪市中央区南船場4丁目11-22 YOCビル1F 一鍼堂内問い合わせは、こちらまで。